🍂木洩れ日図書缶

脚本とか小説とかエッセイみたいなもの。
書きます。
取材旅行、行けたらいいな~。
俳優さんや女優さんの名前らしきものが出てきますが、ご本人には全くもって関係がございません。ごめんなさい。

真・隠居 と はち 1/

病院ベッドの上、はちが意識なく寝ている。
ベッド脇の椅子に座る隠居。


隠居「はち、どうしてこんなことに・・・」


隠居、袂からコートの黒いベルトを出す。


隠居「これはまだ返さねえからな・・・」



・・・・チュン・チュンチュン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


隠居「よう、はち。
   今日はちと様子が違うね。」
はち「あ、ご隠居。
   おはようございます!」
隠居「何だかいつもに増して張り切ってるね。
   どうしたんだい。」
はち「ははは・・・
   急いでるんで、後日お話に伺います。」
隠居「そうかい。何時でも待ってるよ。
   あぁ・・それ、それ・・・」
はち「なんですか。」
隠居「それだよ。それ。」


はち、隠居に近寄る。


隠居「これ、預かってるよ。」
隠居、はちのコートのベルトを取り、袂に入れる。
はち「なんですか。」
隠居「ベルトなしの方がカッコイイや。」
はち「そうですかね。」
隠居「急いでるんだろう、はち。」
はち「そうでした。
   ご隠居、それじゃまた。」
隠居「おうよ!」






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